美保関灯台からの「日の出」参拝/「今でしょ!」感100%
観光で美保関灯台といえば、日本海と大山を一望できる景勝スポット。昼間の風景もいいけれど、少し早起きするとよりディープな美保関の旅を体験できます。
それは美保関灯台からの「日の出」参拝。
お日さまは、冬場は大山方面から、夏場は大山の左側の日本海から昇ります。
先日早起きして、午前4:48分の日の出を目指し、美保関灯台に向いました。
まだすこしひんやりする初夏の夜明け前、眼下から聞こえる心地よい波の音と飛び交う小鳥のさえずりを聞きながら、静かにお日さまの登場を待ちます。
日の出の魅力は、まだかまだかとお日さまの姿を想像しながら、静寂の中を過ごす時間ではないでしょうか。
林修先生的には「いつ昇るの?」と自問し「まだでしょ」「もうすぐでしょ」を繰り返します。
空が白々と明け、水平線が浮かんできます。空の一画が赤く滲んでくると、あそこからお日さまが昇るんだろうな〜とワクワク感が増します。
「いつ昇るの?もうすぐでしょ」と頭の中で聞こえた瞬間、そこにポツンと強く赤い光が「今、今でしょうー!」
まるで太陽が生きているかのような登場。何度見ても感動的な瞬間です。
それでは、今でしょ!感100%の日の出の瞬間をムービーでご覧ください。
なぜでしょう、日の出を拝むと日頃の悩みや不安もふっとんで、グググっと元気が出てきます。
ダイナミックな太陽と地球の動きに一体となったような自分。溜まってる仕事、挑戦したくてもぐずぐずしてできてないこと、それらをまさに「いつやるの?今日でしょ!」とお日さまが呼びかけ、よ〜しやってやるぞーと身体の中にパワーが漲ってきます。脳科学的に日の出を眺めると脳が活性化して元気になるという話もあるようですよ。
その後、お日さまは見る見るうちに高く昇り、島根半島を朝焼けで覆います。目の前では、漁を終えた漁船がオレンジ色の波しぶきを立てながら揚々と寄港してゆきます。
なんだか普段と違う1日が始まりそうな予感。
美保関で一泊される方、または朝から美保関観光を予定されている方。天気の良い日はぜひ少し早起きして日の出を拝んでみてはいかがでしょう。
きっと素敵な美保関の旅がスタートしますよ。
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