美保関といえば「やきいか」/美味しさの秘密をお教えします
昔から美保関の鉄板観光パターンと言えば、美保神社参拝や関の五本松公園に行った後、やきいかを食べながら青石畳や美保関湾を散歩するコース。「原宿といえばクレープ」と同じぐらい「美保関といえば、やきいか」ではないでしょうか。やきいかは、美保関を味覚と臭覚から楽しむ重要なアイテムなのです。
しかし、やきいかをファーストフードとあなどるなかれ、何十年と焼き続けるお店には大手でもまねの出来ないディープな美味しさの秘密があるのです。今回は、その「やきいか」の魅力と秘密に迫ります。
さて、どこで買うか
美保関を訪れますと何件かやきいかの屋台を目にします。どこで買うか?実はどの屋台でも構いません。食べたいと思ったところで買ってください。どちらの屋台も使っているのは日本海で採れたイカ、作り方も同じなのでどこで買っても美味しいのです。
どうやって買うか
お店の方はみなさん楽しい方ばかり。いろいろと美保関のことを聞いてみてください。会話が弾むとディープな話が聞けるかもしれませんよ。
食べ方はまるでクレープのように
ここでやきいか豆知識をひとつ。袋に入れたまま、いかをロール状にして食べます。このように食べるとタレで口や服を汚しません。
とにかく大型で肉厚、柔らかく歯ざわり抜群
手にしたイカをすぐにでも口にほおばりたい気持ちをおさえ、よくイカを見てみますと、大きくて肉厚。食べ応え十分です。日本海で採れたイカを厳選してられます。
では、いただきます。う、ウマイ!
イカをほうばると、香ばしい醤油の薫りが広がり、噛めば噛む程旨みが口の中に染出てきます。あー、口福な瞬間。
美味しさの秘密は秘伝のタレにあり
この味はやきいか専門のお店しか出せません。スーパーのイカを醤油とみりんと…と自宅でどんなに頑張って焼いたとしても、この風味、旨みは出ないでしょう。
なぜなら、その理由は秘伝のタレにあるからです。秘伝なので通常はお教えすることは難しいですが、このブログの読者の方だけに特別にお教えしてもよいとお許しをいただきました。
実は、焼いたイカから『あれ』が出てくるんです。
焼く、そしてタレを付ける。それを何百回と繰り返しているとタレがどんどんと美味しくなる。その秘密は、あれです。『イカの油』。
え〜!イカから油が出るんですかー!と驚かれて椅子から落ちないようにしてください。本当に油が出るそうなんです。
お店の方曰く、イカには身と皮の間に油があり、イカを焼いた後にタレに付けると、その油がタレに溶け出るそうなのです。何百匹ものイカの油が溶け出たタレ、それを継ぎ足し継ぎ足し使っているから、専門のお店でしか作れない味が出せるというわけです。ディープです。
美保関でイカ焼きの専門屋台でしか食べられな味を体験できます。ちょっと足を伸ばして食べにこられませんか?海を見ながら食べるいかやきは最高です。
ご家族や友人、恋人といっしょに食べるとまた会話も弾みます「へ〜、君って足から食べるんだ」「もう〜こんなところにタレつけて」とか。わいわいしながらいかやき片手に美保関を漫ろ歩きください。皆様のお越しをお待ちしています。
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