海洋生物研究家の倉谷うららさんから「カメティーニ」にコメントをいただきました。
先日、海洋生物研究家の倉谷うららさんからHPにコメントをいただきました。
貴重なご指摘をいただき誠にありがとうございます!
倉谷うららさんとは(写真と紹介文は岩波書店HPより)
愛知県生まれ.ウェールズ大学バンガー校海洋科学学部海洋生物学科卒業,同大学博士課程中退.東京大学三崎臨海実験所での実験補佐,日本動物学会の職員を経て,海洋生物研究家.所属団体は,日本付着生物学会,日本動物学会,日本古生物学会,日本湿地ネットワーク,海の生き物を守る会.10代の頃,よく干潟で渡り鳥を眺めていたが,ある日を境に鳥が食べている泥の中の生物(ゴカイやカニ)が気になりはじめる.その頃,レイチェル・カーソンの『沈黙の春』に影響され,環境汚染にも関心をもつ.海洋生物学を学んだ英国で,フジツボにすっかり魅了される.趣味は,泥だらけになって干潟の生物観察にいそしむこと,フジツボ関連グッズ(博物画,古書,化石など)の蒐集
HPに投稿いただいたコメント
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美保関灯台「いさり火カフェ」様、
カメティーニ、素晴らしいアイディアですね感激いたしました。ちょうど昨年の夏に美保関灯台カフェさんに寄ったことがあり、その時にもし、カメティーニがあれば迷わず注文していたと思います。
私は、海洋生物家をしております、倉谷うららと申します。英国でフジツボの研究をしておりました。身近なようで実態があまり知られていないフジツボを一般のかたに知っていただきたいと2009年に、岩波書店から「フジツボ 魅惑の足まねき」という本を上梓しました。
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0074990/top.html
カメティーニのカメノテ…に話を戻しますが、実はカメノテは「貝」ではなく、フジツボの仲間で、エビやカニと同じ甲殻類です。石灰質の殻があるカメノテが、甲殻類とこともにわかに信じがたいかもしれませんが、甲殻類特有の幼生を経て大きくなります。幼生(子供)のころは、小さなミジンコのような形をしていて、海の中を自由に泳ぎまわります。その後、付着してあのような形になります。
そこで、お願いなのですが、せっかくの素晴らしいメニューですので、
できれば、カメティーニの商品解説の文章も、「貝」ではなく、「甲殻類」に訂正していただくことはできませんでしょうか?
フジツボのフィギュア(ガチャガチャ)の監修もいたしました。そのフジツボシリーズにもカメノテが入っております。マグネットになっており、冷蔵庫に付着します。
フジツボのフィギュア(震災支援商品・奇譚クラブのカプセルトイ)
http://ameblo.jp/kitanclub/entry-11150250497.html
以下に、カプセルに内包されているフジツボ解説書の画像があります。(クリックすると大きく表示されて読むことができます)カメノテは右上です。
突然のメールで差し出がましいお願いをしてすみません。「貝」から「甲殻類」への表示訂正、ご検討いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
倉谷うらら 拝
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いけません、美保関町民としてまだまだ「亀の手愛」が足りません。
もっとディープに研究せねば!
カメノテは「貝」ではなく「甲殻類」なのですね。勉強不足です、大変失礼をいたしました。確かに食べると、エビのような、カニのような味がしていました。納得です。さっそく各所説明を修正します。貴重なご指摘ありがとうございました。
それにしても、倉谷さんのフジツボ解説を拝見するに、カメノテは益々グロイ印象ですね〜。このフィギュア欲しいです。(フジツボ解説書より)
倉谷うららさんの本はアマゾンでも購入できます。わたしも大人の夏休み研究にさっそく読ませていただきます。
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