新しいかたちの旅「美保関神結び」モニター体験 <女性3人with坊や>
新しいかたちの旅
昨今、続々と登場する新しい旅のかたち。例えば、渓流下りが体験できるアクティビティや、ご当地グルメを楽しむ旅など。その土地ならではの観光資源に今時の趣向を凝らし、いままでにない旅の体験をしてもらおうと各観光地が企画をしています。
「美保関神結びの旅 〜神様との出逢い〜」
実はあまり宣伝をしていないのですが、美保関地域観光振興協議会でも新しい旅のかたちの企画があるんです。その名は「美保関神結びの旅 〜神様との出逢い〜」。
美保関神結びの旅とは、旅館のプランに1000円プラスすると神事料理と美保神社御奉仕体験できる宿泊プランです
詳しい内容は、こちらをご覧ください「美保関神結びの旅 〜神様との出逢い〜」。
モニター体験at美保館の密着レポート
いったいどんな旅なのか。今回は体験モニターの女性三人with坊やの旅を密着取材しました。(※表現が曖昧だったため文章を修正しました)
お仕事が終わった後、少し遅めのチェックイン
お疲れ気味の女性3名with坊や。お仕事が終わった後の遅目のチェックインでした。着物関係のお仕事をされているので浴衣選びにも熱が入ります。
お部屋でホッと一息
美保関湾を一望できる6階の部屋でお茶を飲んで一息。
暖かいお風呂で癒されます
さっそくみなさんお風呂へ。男であります私つたえ隊はこれ以上密着できません。
一応男性のお風呂はこのように美保関湾を一望できます。屋上には貸切専用の露天風呂もあります。
お食事
お風呂に入ってさっぱりしたらお食事です。まずは、みんなで乾杯!
お刺身、鍋、酢の物、カルパッチョ等々、地元産の食材をふんだんに使った懐石料理です。
そ、そ、そこにN垣くん登場
N垣「フェフェフェ… N垣と申します。よろしくお願い致します。」
N垣「ぜひ、神結び料理を説明させてください!」
女性「は、はい…」
N垣「まずこの膳には茶碗蒸しがありません。それは、美保神社のえびすさんが鶏が嫌いなため、美保関では卵を食べないからなんです。」
N垣「そしてこの里芋。美保関で神事の直会で食べる芋膳です。昔から、里芋はよくコブ付きになるということから、子宝に恵まれるといわれてるんです。」
女性「へ〜そうなんだ〜。N垣さんにもお子さんがおられるのですか?」
N垣「私は独身で…」
女性「ガブっ」
女性「めちゃくちゃ美味しい。栗の味がする」
N垣「栗じゃないんですけど…フェフェフェ…」
N垣「あと五つの円(縁)の手鞠寿司です。なにもご縁というのは男女のご縁だけではございません。友人のご縁、仕事のご縁、また神様とのご縁。お客様に良いご縁がありますようにと願いをかけて作っています。」
女性「美味しい。N垣さんにもご縁がありますように…」
N垣「私は独身で…」
その後、N垣くんは独身を再度アピールした後去り、女子会の宴は続くのでした。
お部屋で女子会二次会の後、美保館プレゼントのタビックスを履いてご就寝(写真:女性提供)。
明朝7:00 美保神社への御奉仕開始
まだ薄暗く粉雪舞い散る明朝7:00。正直かなり寒い朝でした。坊やのお守り役のお一人を残し、お二人が美保館を出発。
まだ人気のない青石畳を1分程度歩いて美保神社に到着です。
真っ白な作業着に着替え、参拝。
御奉仕作業
寒風吹きすさぶ中、お二人は慎んで御奉仕作業を行います。
境内、階段、掃き掃除、拭き掃除。約30分に渡る御奉仕です。
朝食
その後、美保館に帰って朝食をいただきます。
寒中御奉仕の後の暖かい場所での食事は美味しいとおっしゃってられました。
朝御饌祭(あさみけさい)
本来ですと、朝食後の8:30から美保神社の拝殿内で毎日行われる『朝御饌祭』(神様へご進物をお供えする)に参加するのですが、当日は別のお祭りの準備が重なり時間の都合が合わず断念。
修了証
朝御饌祭が終了すると修了証を神社から頂きます。
こうして、終わった「女性3人で行く美保関神結びの旅 with 坊や」。
残念ながら朝御饌祭と修了証の部分を取材できませんでしたが、雰囲気は伝わりましたでしょうか。
今回モニター体験にご協力いただきましたYさん、Iさん、Kさんと坊や、ありがとうございました。
モニター体験者の声
最後に感想を聞いてみました。
どうして旅行に行ってまでご奉仕するの?
どうして旅行に行ってまでご奉仕するの?と疑問に思われる方もおられるかと思います。
昨今の旅の目的は様々です。物や楽しみを得る旅もあれば、疲れを癒す旅、また仕事や友人との交流を深める旅等もあります。今回のように旅行の大事な時間や労力を旅先でその地のために費やすということは珍しいのではないでしょうか。
自分を見つめ直す旅
今回協議会の提案している旅のかたちは、美保神社の神様へ御奉仕することを通じて自分を見つめ直し、新しい自分を見つけていただきたい。という思いから作られました。
かつて柳田國男氏は、著書(青年と学問)の中で「良き旅行は、良き読書と同じ」という主旨のことを言っています。良い本を読んで自分を高め、得た知識を用いて社会をより良くしようと志すように、旅の最終目的は自分を高め、社会を幸せにすることにあるかもしれません。
この新しいかたちの旅を今後もブラッシュアップしてゆきます。ご興味のある方はお問い合わせください。
ご予約は4つの旅館のホームページから
ご興味のある方は3月末までご予約いただけます。各旅館のホームページ、またはお電話でご予約いただけます。
内容についてのお問い合わせは協議会の西垣までお電話ください。電話番号 0852-72-2811(西垣)
東光ホテル 0852-73-0221
美保館 0852-73-0111
明神館 0852-73-0021
福間館 0852-73-0011
- 海コンシリーズ第一弾「美保関かにコン」レポート
- この旅だけの特別な体験「美保関神結び」モニター体験Part2 <女性二人旅>
故郷を出てから50年。
懐かしく拝見しました。家の前の石畳もきれいになってそれもまた良いけれど、昔のいびつな形の石畳が整備されていた方がもっと味わい深い街並みになっていたのではないかと思ったりして拝見しました。
このHPのどこかに民謡「関の五本松」を、クリックして流れるようにしてあれば良いなあ~と思いました。
松本様
コメントありがとうございます。
下水道の工事や道路の整備なので、青石畳通りや神社参道の青石畳も表情も少し変わった気はします。
それに負けず賑わいを持たせようと、このプランや秋には青石畳通りのライトアップなど、
色々な催し物で皆さんに楽しんでいただけるよう試行錯誤しているところです。
関の五本松節も松江市の代表的な民謡としてもっとPRしていきたいですね!
素敵な音源が取れましたらまたHPにてアップしたいと思います。
松本様もまた美保関へ帰ってきてくださいね。
事務局